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2021.6.2

［プレスリリース］エッジAIカメラソリューションのAWL（アウル）、 シリーズBラウンドで、総額20億円の資金調達を実施

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報道関係各位

エッジAIカメラソリューションのAWL（アウル）、
シリーズBラウンドで、総額20億円の資金調達を実施
〜大規模導入を見据えた技術開発、事業開発・サポート体制を強化〜

北海道大学発ベンチャーで、エッジAIカメラソリューションを提供するAWL株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長　北出 宗治、以下「当社」）は、楽天グループのコーポレートベンチャーキャピタルである楽天キャピタルをリード投資家とし、i-Lab4号投資事業有限責任組合、サツドラホールディングス株式会社、及び中国電力株式会社の4社を引受先とする総額20億円の第三者割当増資を実施しましたことをお知らせいたします。今回の調達を含めた累計調達額は26.6億円となります。

■資金調達の目的

当社は、既設の防犯カメラをAI化する専用エッジデバイス「AWLBOX」と、タブレットやサイネージにインストールしてAI分析、自動化を実現する「AWL Lite」を中心にサービスを展開しています。昨年から続くコロナ禍の感染対策機能として、マスク着用検知、混雑度分析や検温・顔認証ソリューションをいち早くリリースをすることで、従来のターゲットであったリテール業界に加え、自治体や官公庁、病院、学校や宿泊業界をはじめとする新たな業界への展開を進めることができました。

店舗・施設運営のDX推進へのニーズが急速に拡大するなか、当社のソリューションは実証実験フェーズを経て、全国展開するお客様の全店、全施設への一括導入へのご要望も高まっております。この度の資金調達により、大規模展開を着実に実現するための競争力の源泉である研究開発体制に加え、事業開発体制、オペレーション・サポート体制、バックオフィス体制を拡充・強化してまいります。

■AWLのサービスの特長

当社のAIカメラソリューションは、「AWLBOX」という画像処理端末（エッジAI）に特長があります。天井等に設置された既設の防犯カメラの映像を「AWLBOX」で処理することにより、来店したお客様の属性分析、売場・商品棚への立ち寄り、商品接触などの店内行動を分析するとともに、従業員の業務や働き方を可視化・分析し、生産性向上・業務効率化を支援します。店舗の映像データは一切クラウドには送信せず、個人を特定しない年齢・性別といった匿名化されたデータのみを保存し、顧客分析や店舗オペレーションの改善や商品企画など新たなマーケティング戦略につなげることが可能となります。
さらに「ＡＷＬＢＯＸ」のシステムは、店舗等にすでに設置されているIPカメラ（2021年5月時点で10,500種類）に対応できるため、新たにカメラを購入・設置する必要がありません。このため、類似サービスと比較して、1/10程度の費用感での導入が可能であり、数百店、数千店舗を展開するチェーンストア数社においても全店導入の検討が進んでおります。
このほか、この度の各事業会社との協業により、宿泊施設や交通機関、工場や建築現場など多様なリアル空間でのAI解析による可視化等、リテール店舗以外のお客様への展開にも本格着手しております。
AWLのAIソリューションは、映像解析や機械学習（ディープラーニング等）、及びSaaSビジネスに精通した世界1７カ国から集まるエンジニア・リサーチャーが開発を進めており、この度の資金調達により、AWLBOXシステム・AWL Lite向けの新規機能開発、映像解析・機械学習技術に関する研究体制の拡充・強化を図ります。また、事業拡大に向けた人材採用を加速、システム大規模導入に対応するオペレーション・サポート体制強化、及び映像解析技術を応用した新規事業開発を推進してまいります。

■AWL株式会社について

2016年創業。世界17カ国から精鋭が集い、その多様性と技術力でAIの社会実装を目指す北海道大学発ベンチャー。EY新日本有限責任監査法人が企画する “EY Innovative Startup 2021”を受賞。既設の防犯カメラをAI化し、少ない投資で最適ソリューションを実現するAWLBOXと、簡単・安価にAI活用を実現するAWL LiteをはじめとするAIソリューションで未来を切り拓く。