2026.09.30
プレスリリース

AWL、高知県「にこ淵」のオーバーツーリズム対策に向け、エッジAI人流解析を本格運用

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~“仁淀ブルー”の聖地をデータで可視化。プライバシーに配慮したリアルタイム解析で、地域と観光客の共存を推進~

北海道大学発認定スタートアップとして、エッジAIのコア技術を自社開発し、映像解析ソリューションとして社会実装を進めるAWL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 兼 CEO:北出 宗治、以下「AWL」)は、NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下「NTTドコモビジネス」)と連携し、高知県吾川郡いの町の観光名所「にこ淵」において、エッジAIによる人流カウントおよび来訪者属性の可視化を提供しております。2025年度からの実証実験を経て、2026年度より本格的な運用フェーズへ移行し、データの取得・提供を継続することをお知らせいたします。

awl_img

※イメージ画像

【背景】

高知県の中央に位置するいの町は、水質日本一とも称される清流・仁淀川と日本百名山・石鎚山を擁する「水のまち」であり、土佐和紙や大生姜の食文化など、町全体が多彩な観光資源に恵まれています。なかでも仁淀川支流の滝壺「にこ淵」は、陽光によって水面の色を変える「仁淀ブルー」の象徴としてSNSで国内外に広まり、来訪者が急増。一方で来訪の集中による地域負荷が顕在化し、周辺施設への経済波及が十分に生まれないまま受入環境の限界を超えつつあり、対策が進まなければ予約制とせざるを得ない可能性も指摘されていました。 にこ淵は、水神の化身とされる大蛇が棲むと伝えられ、地元で古くから畏敬の念をもって守られてきた神聖な場所でもあります。町全体に資源がありながら一か所に来訪が集中する現状を踏まえ、来訪者を周辺エリアへ分散させ、地域全体で受け止める仕組みづくりが必要とされていました。その第一歩として、「いつ・どのくらいの人が・どのような層で訪れているのか」を感覚ではなく実測データで捉え、周遊コンテンツの造成につなげることを目的に、本取り組みが開始されました。

【取り組みの概要】

本取り組みにおいてAWLは、NTTドコモビジネスが提供するエッジAIデバイス上で動作するAI映像解析アプリケーションと、解析データの提供・可視化を担当。機器の手配、通信環境の整備、現地設置および運用窓口はNTTドコモビジネスが担っています。にこ淵の遊歩道入口付近に屋外用ネットワークカメラとエッジAIデバイスを各1台設置し、来訪者の通過人数のカウントと性別・年代の属性推定を時間帯別に集計。電源・通信の制約が大きい山間部の屋外においても、防水防塵の格納箱に収めた小規模構成で常時稼働を実現しており、大規模な設備投資を伴わずに導入できます。 本ソリューションの特長は、カメラ映像をクラウドに送信することなく、エッジAIデバイス内でリアルタイムに解析を完結させる点です。人数や属性など必要な情報のみを構造化データとして出力し、映像そのものは外部に送信も保存もしません。通信負荷を抑えるとともに、不特定多数が行き交う観光地――それも地域にとって神聖な場所にふさわしい、プライバシーに配慮した運用を可能にしています。取得したデータは時間帯別の通過人数・属性内訳として集計し、簡易ダッシュボードとあわせて定期的に提供。「どの時間帯に、どのような層が集中しているか」を、周辺施設への誘導施策や混雑分散の検討にご活用いただけます。

【今後の展望】

本取り組みは2026年度も運用フェーズとして継続し、蓄積されたデータをもとに、周辺施設への回遊促進や混雑分散に向けた施策検討を支援してまいります。豊かな自然と文化を有する地域が、その魅力を損なうことなく来訪者を迎え続けるために必要なのは、規制の強化ではなく、実態を正しく捉えるデータであると私たちは考えています。 AWLは今後も、NTTドコモビジネスをはじめとするパートナーと連携し、観光DX/スマートシティ領域へエッジAI映像解析の活用を広げ、「人とリアル空間のリアルタイムな可視化」を通じて、地域課題の解決と現場データの価値最大化に貢献してまいります。

【AWL株式会社について】

北海道大学発認定スタートアップとして、エッジAIのコア技術を自社開発し、映像解析ソリューションとして社会実装してきた企業。国内では小売業を中心に累計16,000台超のエッジAIカメラを展開するなど、研究開発にとどまらない「現場への実装力・展開力」を強みとする。少子高齢化・人手不足など様々な社会課題が先行して顕在化する課題先進地域・北海道を拠点に、ベトナム・インドの開発拠点を擁するグローバルなエンジニアリングチームが、現場に最適なソリューションを高品質かつ優れたコスト効率で提供。独自開発したAI技術が「人の目」を補い、あらゆる現場で「人とリアル空間をリアルタイムに可視化」。グローバルなお客様と共に社会課題に挑み続けています。

【AWL株式会社 会社概要】

会社名:AWL株式会社(アウル株式会社)
設立:2016年6月1日
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 北出 宗治
所在地
【東京本社】東京都品川区西五反田2丁目24番4号 THE CROSS GOTANDA 8階
【札幌本社】北海道札幌市東区北8条東4丁目1-20
URL:https://awl.co.jp/

■お問い合わせ先

企業名:AWL株式会社
担当者名:土田、和田
Email:info@awl.co.jp

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